木のマグカップ 【KUKSA】 ククサ

もとはスカンジナビア北部のサーミ人に伝わる伝統的な木工技術によって作られた木製のマグカップです。

ククサをプレゼントするとその相手が幸せになるといわれ、フィンランドでは出産祝いに親から子など大切な人に贈られているそうです。

本来は白樺の瘤（コブ）から削りだされており塩水で煮たり植物性のオイルなどを浸透させてあるので、最初はしょっぱかったり、油が浮いてきたり、木目によっては中の飲み物が滲みだしてきたりと、なかなか取り扱いが大変です。

飛鳥工房では、もっと手軽にククサを使っていただけるようにいろいろな工夫をしています。
北欧の白樺の瘤なんてまず日本では手に入りません。
いろいろな木製品をつくるためにいろんな種類の木をつかっていますがごくまれにとてもきれいな木目の材に出会うことがあります。
そういう材をコツコツと貯めていき、ときには違う材種を組み合わせてアクセントにしたりと、飛鳥工房ならではのやりかたでククサを作りました。

木の風合いを損なわないよう最低限のウレタン樹脂で水漏れをふせぎ、亜麻仁油と蜜蝋で仕上げています。

かなり使いやすくなっていますが、やはりメンテナンスは必要です。
定期的に付属の亜麻仁油を塗りこんでください。
ちゃんとお手入れをしていただければ木の風合いが増して一生もののマグカップになります。

贈られた人が幸せになるように願いを込めて、誕生日、就職、結婚、出産など人生の節目にプレゼントして長く愛用してもらえればうれしいですね。