大麦と米こうじを原料に、古来の伝統製法で醸した自然で豊かな風味を持つ原酒を、旧国鉄のトンネル貯蔵庫「古久蔵」で5年以上熟成させました。貯蔵に使用した「古久甕」ごとお届けいたします。
アルコール度数43度
「古久」とは
永年本格焼酎の製造にたずさわってきた福岡県特産焼酎組合の会員9社が、お互いのノウハウを提供し合いながら、”本格焼酎を世界第一級の蒸留酒にしたい”というコンセプトで、最高のグレードを求めて設計した結晶が「古久」なのです。
本格焼酎は、500年の歴史を持つ日本独自の伝統的蒸留酒であるにもかかわらず、戦後まともな原料を使用できず、安酒のイメージがつきまとっていましたが、原料を吟味し製法も研究して香りも味わいも深い蒸留酒に仕上げました。
原酒に含まれている微量成分がバランス良く変化し、熟成していくためには年間を通じて15度前後の比較的低温で、しかも温度変化が少ない場所が最適です。
この条件を満たす場所を求めて福岡県内をくまなく探し歩き、ようやく辿りついたのが黒木町にある旧国鉄矢部線跡地の中原トンネルでした。
私たちは、この中原トンネルを「古久」専用熟成貯蔵庫として「古久蔵」と命名しました。